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ブータンに行ってきた! ② [Travel]

さて、仏教画が描かれた入口を抜けたパロゾンの中がこちら。雨が降った後だったので、全体的に暗い写真になっておりますが。
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壁の下に細長く開いている縦長の穴はかつて戦いがあった時代に銃口を出すために使われていたものだとか。仏教の教えで殺生を嫌うので、殺虫剤も使わず、街中には野良犬の多いブータンですが、そんな時代もあったのですね。

ここがお寺の入口。お寺の中は撮影禁止ですが、中には高校生くらいの年代の修行中のお坊さんが何人もいて、観光客が出入りするのを多少気にかけながら、読経の練習をしていました。ガイドさんの話によると、お坊さんになると食費なども含め、お金がかからないため、近年では貧しい家庭の子どもがお坊さんになるのだそうで、旅行中に若いお坊さんを見るたびになんとも胸が痛みました。彼らが立派なお坊さんになれるようにお寺で祈ってきました。
「お前こそがんばれ」って感じだったかしらん?
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こちらは僧坊...だったと思ふ。
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壁にずらっと並んだマニ車。
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下の持ち手のところを右回りに回します。
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パロゾンを出たところ。なぜか若いお坊さんたちが出口のところにたむろしてました。
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パロゾンはリトルブッダのロケで使われたそうで、映画に出てくる(らしい)橋。
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橋の中には五色の旗(ルンタ)がはためいていました。旗にはお経が印刷されていて、風に吹かれるとお経を読んだことになるとか。そして風に乗り、水に運ばれて広まっていくということで、橋には必ずたくさんのルンタが結びつけられていました。
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のぼりのように竿にかけられた旗はダルシン。白い旗は人が亡くなった時に立てられるのだとか。
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別の旗の写真ですけど、遠くから見ると白い旗ですが、近くで見るとお経が印刷されています。
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パロゾン観光のあとはパロから首都ティンプーへ移動。
途中、タチョガンラカンと吊り橋が見える場所で撮影タイム。
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もう一か所、パロ川とティンプー川が合流するところに建てられているチュゾム。ネパール式、チベット式、ブータン式の3つの仏塔が建てられています。どこから撮っても2つしか映りませんでしたけどー。
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ブータン初日の観光はここまで。盛り沢山で、たった1日とは思えないほどの充実ぶりでした。
晩御飯はホテルのビュッフェ。こんなんでしたー。
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ブータン旅行記、まだまだ続きます!

ブータンに行ってきた! ① [Travel]

7月23日からリフレッシュ休暇でブータンに行ってきました。
本当は前から行きたかったオーストラリアのエアーズロックに、こちらの冬、あちらの夏の時期に行きたかったのだけれど、仕事のスケジュール上、どうしても7月にしか取れそうになかったので、寒い時期のオーストラリアは断念して、前から一度行ってみたかったもうひとつの国、ブータンへ行くことに。
調べてみると、ブータンツアーを扱っている旅行社のツアーには個人旅行の設定があるところもあり、一人旅を予定していた私にはぴったりだな、と思いまして。
ブータンを主に扱っている旅行社数社の中から今回選んだのは西遊旅行さん。これまで知らなかった旅行社でしたが、パンフレットを取り寄せてみると、分厚くきれいなパンフレットの中は秘境だらけ。秘境に行きたいなんてちらっとも思ったことのない私、どうりでこれまで知らなかったわけだわ。
西遊旅行さんに限らず、ブータンの旅は必ず現地ガイドさんがつくことになっているので、個人旅行でもいいかなーと思ってましたが、ちょうど同じ時期の添乗員さん同行の団体旅行のコースのほうが魅力的だったので、団体旅行のほうにしてみました。個人旅行のほうで検討していたコースにはなかったチリラ(チェレラ)峠のハイキングがとてもよかったし、久々の団体旅行もいい方々に恵まれて、このコースで正解でしたわ。13人中、私も含めて一人旅が7人。思っていたよりも年齢層がずいぶんと高く、私は下から2~3番目。おかげで旅行中は「若いかた」と呼ばれて気分よく過ごさせていただきました。(・∀・;) 自然を回る旅に慣れたかたが多かったのも心強かったです。
しかも、この時期のブータンは雨季で天気予報はずっと雨だったのに(←あまり当てにならないらしい)、コースのスケジュールに合わせてくれたかのように、外を歩くときにはほとんど降らず、バスや建物の中にいるときや夜中に降ってくれて、よっぽどこのツアーの皆さんは日ごろの行いがいいんだわ、と皆さんに感謝。もちろん自分も日ごろの行いがいい一人のつもり。( ̄▽ ̄)

8日間のコースでしたが、タイのバンコク経由で、初日の移動はバンコクまで。他社のツアーではバンコクで宿泊せずに機内泊で乗り継ぐものもありましたが、私は行きの飛行機では絶対に眠れないタチなので、バンコクで1泊できるのもこのコースを選んだ理由のひとつでした。その分、2日目は3時起きでしたけどね。(・∀・;)
バンコクからブータン国営のDruk Airに乗って、インドのバグドグラを経由して、ブータンのパロ空港へ。パロ空港は谷にあるので、着陸のときに翼がぶつかるんじゃないかと思うくらいに山が近くてびっくりしました。ブータンに向かうときは窓側がおすすめです。(・∀・)b
こちらがDruk Air。国旗と同じデザインの尾翼がかっこいい。
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こちらがパロ空港の建物。これは入国側の一部ですが、とってもコンパクトな国際空港。国王夫妻の写真入りの大きな看板が迎えてくれます。空港職員の皆さんは民族衣装を着ていて、ブータンに来たんだなーと早速気分が盛り上がりました。
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この後もずっと建物の写真を撮り続けてしまうことになるのですが、屋根の装飾の色彩がとっても美しい。
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マイクロバスで少し山を登った所から見下ろしたパロ空港。向こうに見える大きな白い建物はこの後訪れるパロゾンです。
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ツアーの移動はずっと20人乗りくらいのマイクロバス。山道もかなり走りましたが、ドライバーさんはお若いのにとても運転がお上手でした。
最初の観光地がパロの商店街。ガイドさんは「パロ銀座」と呼んでました。銀座と呼ぶにはとっても小さな商店街。いきなりの自由時間でしたが、なんだかお店の中に入る勇気がなくて、私はただ街並みを眺めるばかりでした。
遠くから眺めるととっても美しいのですが、近くで見るとかーなーりー古い。でも、あとで少し新しめの建物を見かけるようになると、この古さに味があっていいのよねーと思うようになりました。
お店の中は総じて暗く、値段が表示されていないのでいくらかがわからず、いちいち確認(して値引き交渉)しないといけないので、ちょいと勇気が要ります。ビビリな私は結局この手のお店では何も買えずに終わりました...。orz
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あとで買いたいと思ったときには買えなかったハーブティーも蜂蜜も最初のパロのこの店にあったのか.....と帰国後に写真を見て気づきました。(-_-;)

パロ銀座観光のあとは商店街の中の小ぎれいなレストランでランチ。
ブータンの料理は非常に辛いらしく、旅行中の食事はすべて外国人旅行者向けのビュッフェ形式。どこもまずくはないのだけれども、とってもおいしいわけでもなくて、あまりバリエーションもなく似たり寄ったりなので、正直言ってすぐに飽きちゃいました。おかげで食いしん坊の私の旅行には珍しく、1~2キロ痩せて帰って来られましたけど。
ブータンで最初のお食事がこちら。恐る恐る少しずつ取ったら、とっても貧相な写真になってしまいましたわね。
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食後は空港の向こうに見えていた国立博物館とパロゾンへ。こちらがもともとの国立博物館の建物ですが、地震で壊れた部分があるため、展示物を移した裏の建物で見学。マスクダンスで使われるマスクや仏教画、民族衣装、ブータンに生息する動物などが紹介されていました。ひとつひとつを丁寧にガイドさんが紹介してくれるのにびっくり。自分で勝手に回ったらあっという間に見終わっちゃうところだったな。( ̄▽ ̄;)
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その後、少し下ってパロゾンへ。ゾンというのは寺院兼お役所で、かつては城塞としても使われていたところ。日本の感覚だとお寺と役所が同じ建物っていうのはなんだか不思議な感じですが、ブータンは想像以上に仏教がしみ渡っている国でした。老若男女が仏教をベースに生きていて、おじいちゃんおばあちゃんたちは日がな一日マニ車を回して過ごすそうだし、学生さんはチョルテン(仏塔)を回ってから学校に行くそうだし、私たちのガイドさんも毎朝1時間以上かけて数種類のお祈りをするのだとか。
マニ車というのは円筒系のものの中にお経が納めてあって、それを右回りに1回まわすとお経を1度読んだのと同じ功徳になるそうで、赤ちゃんのガラガラのようなハンディタイプの小さいものから、2mくらいの大きななもの、水車で回るもの、建物の壁の大人の手が届くくらいの高さに一列に何個も並んで設置されているもの、いろんなタイプがありました。チョルテンもその周りを右回りに回るとご利益があるそうな。でも、自分勝手なエゴから来る幸せを願うのではなく、他者や世界の幸せを願うのだとガイドさんがおっしゃってました。あれだけたくさんの人がエゴのためでなく、他者のために祈っているのなら、なんて素敵なエネルギーに満ちていることでしょうね。日本の神社やお寺はきっとエゴに満ち満ちているぞ。

パロゾンを入ると最初に目に入るのが壁画の仏教画。壁に直接描くのではなく、布に描いたものを貼り付けるのだそうです。仏教画についてもガイドさんがひとつひとつ時間をかけて説明してくれました。
この曼荼羅、「詳しく説明すると何時間もかかるので、今日は15分で説明します。」と言われて、15分も冗談かと思って笑ってたら、本当に長々と詳しく説明してくださいました(・∀・;)。博物館から引き続きの説明で、ツアーのおばさまたちは座りこんでいらっしゃいましたが。でも、ブータン滞在中に何度も見ることになるので、初日にちゃんと意味を聞いておいてよかったですよ。
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この象と猿とうさぎと鳥の絵も何度も見ることになります。みんな仲良く助けあいましょうの絵♪
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ガイドさんはゾンに入るときには肩からこの白い布をかけます。これがブータンの男性の正装だそうで。観光客の私たちもゾンに入るときには襟付きのシャツが必要。どこまでが許容範囲かがわかりませんが、とりあえず、長袖の前開きのシャツを持って行っていて、それを羽織っていればOKでした。ゾンの入り口にはちゃんとチェックしている人がいて(Policeだったような気がします)、カーディガンを腰に巻いてるとちゃんと着るように注意されたし、ズボンの裾をロールアップしていたおじさんはちゃんと下ろすように注意されていました。
そして、ゾンの中では傘をさすのもNG。帽子もパーカーのフードなんかもかぶれない。頭にタオルを乗せるのだけはOKだそうで、旅行前に添乗員さんがわざわざご挨拶の電話をくださったときに「頭に乗せるためのタオルを持ってきてください」と教えてくださったので、それ用のタオルを持参してました。幸い、1度ほんの短時間使っただけですみましたが。ツアーの皆さんの日ごろの行いのおかげです。(私を含む。)

すでにこんなに長々と書いてしまった。一体いつ終わるのだ? 続きは次回。


白浜 [Travel]

熊野詣でのバスツアーを終えて、予定していた特急くろしおに乗って、もうひとつの目的地、アドベンチャーワールドがある白浜へ。
白浜のホテルはラフォーレ南紀白浜。予約後にホームページで確認したところ、白浜駅からはタクシーで約10分(約1,800円)、路線バスで約15分+徒歩3分、温泉旅館組合の無料シャトルバスで約30分とありました。ってことは、時間が合えば無料シャトルバスだな、とシャトルバスの時刻表を見てみたところ、特急が白浜駅に着くのが17:30で、最後の無料シャトルバスが17:35。ちょうどいいじゃあーりませんか。でも、たった5分しかないので、もたもたして遅れないように、すぐにそのページを印刷して忘れずに持って行っておりました。で、白浜駅に着いて乗り場を探してみたのですが、それらしきバスの姿はなく、どこで待てばよいのかがよくわからなかったので、目の前にあったインフォメーションセンターに入って、係のかわいらしいお姉さんに聞いてみたところ、なんと、最後のシャトルバスはもう出発してしまったとのこと。Σ(゚д゚lll)
持って行っていた紙を見せて「17:35発ですよね?」と聞くと、「あ、それは古いですね...。」と手元の時刻表を見せてくれたのですが、そこには17:30と書いてある! 「え? でも、特急が着くのは17:30ですよね??!!」と聞くと、「え、ええ...。」と気まずそうな返答。
うーん、17:30に特急が着くのがわかっていて、17:30発に変更しちゃうとは...。白浜の第一印象、めっちゃ悪かったっす!!! (`・ω・´)
ま、出てしまったものはしょうがないので、そこはすぐに諦めて、タクシーに乗ってホテルに到着。
ラフォーレというとそれなりの格のホテルのイメージでしたが、大きなホテルなのにドアマンさんもベルボーイさんもいなくて、フロントの対応もなんだか思っていたイメージと違う...。温泉や朝食の雰囲気からしても、どうやら、ここはファミリーがターゲットのホテルのようで。今回は母との旅だったのでOKですが、友達との旅ならもう選ばないかなー。母も太地のホテルは大絶賛でしたが、ここについてはノーコメントでしたわね。(・∀・;)

チェックイン後、夕食のために外出。
途中で白良浜に沈む夕陽を見られてゴキゲン。母は、水平線に雲があったため、海が夕陽に染まるところが見られなかったのを大変残念がっていました。意外にもロマンチストなのだな。十分でしょ、これ?
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さて、お楽しみの夕食はガイドブックに載っていた幸鮨。19時に予約しておいて、15分前くらいに到着しましたが、既にカウンターはほぼ埋まってました。おまかせにぎりをお願いすると、「もしよかったら」とモチガツオのお刺身を勧められたので、二人で一人前をいただきました。こーれがうまかったー!!! (≧∀≦) モチガツオというのはカツオの種類のことではなく、取れてから数時間の身がもちもちしている状態のカツオのことをモチガツオというのだそうで、数時間しかその状態がもたないため、遠方では味わえないのだとか。本当に初めて食べるカツオの食感で感動しました。確かに味はカツオなんだけど、食感が違うので知ってるカツオとは全くの別物。勧めていただいて感謝!
この日のおまかせはトロ、アカイカ、タイ、玉子、アジ、アナゴ(たれ)、エビ、カンパチ、ウニ、(ここで赤出汁)、タチウオ(炙り)、つんつん巻き(わさびの花の細巻き)。これに追加で赤貝。最後にデザートで八朔のゼリー。シャリはちょっと甘めで私好み。珍しいネタはなかったけど、全部おいしかった。印象に残ったのはやはり最初のモチガツオのお刺身だな。二人で13,000円ちょっと。食いしん坊母娘、大満足~♪ (・∀・)v

さて最終日はアドベンチャーワールドへ。最初は母と別れたあとか合流前にひとりでパンダに会いに行こうと思っていたのですが、母もパンダを見たことがないので行きたいと言うので一緒に行くことに。開園15分前くらいに着くとゲート前には既にものっすごい数の人の波。Σ( ̄□ ̄lll) これっだけの人がパンダを目指して向かって行くと、パンダ待ちの行列は一体何時間待ちになっちゃうのかしら...と思っていたのにですよ。パンダを目指してどんどん進んでいくうちに、あっという間に人波は広い園内に分散していって、あ、ここにパンダがいるのか! と思った次の瞬間にはもうパンダを見つけてました。すげーよ、アドベンチャーワールド! GWにパンダに会うのに待ち時間なし、考えられないよ。上野だったら数時間待ちで一瞬でパンダの前からどかされてるよ。(←想像。) 和歌山の人は既にパンダを見飽きてるんですかね?? みなさーーん、パンダを見るなら、アドベンチャーワールドですよー。
パンダ見放題。写真撮り放題。ビデオ撮り放題。夢のようだわ。

最初に会ったのがこちらのお父さんパンダ、永明(えいめい)。
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双子の子パンダ、メスの陽浜(ようひん)。
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と、オスの海浜(かいひん)。この双子、ちょっとソフトモヒカン入ってますな。かわいい。
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そして、お母さんパンダの良浜(らうひん)と赤ちゃんパンダの優浜(ゆうひん)。やっぱり赤ちゃんパンダのかわいさにはかないませんわ。
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あ、そうだ。こんなものが展示されてました。いや~んと言いながら鼻を近づけてみると、ホントに竹のにおい(だけ)がしました。(〃∀〃)
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思う存分パンダを見た後はイルカとクジラのマリンショーへ。20分ほどのショーですが、これがまた感動的でした。演技の合間に大画面でリプレーを流したり、水中でイルカたちが泳いでいる様子を見せたりして、映像をうまく使ったショー構成になっていました。しかし、イルカやクジラもすごいけど、お兄さんやお姉さんもすごかった。鼻先で持ち上げられて、ふらつかずにちゃんとまっすぐ立ってるって、どう考えても簡単じゃない。そこからプールに飛び込む姿もかっこよかったし、お兄さんお姉さんの能力もすごかったわー。

よそのショーもこんなにイルカ出てましたっけ? 一斉にジャンプすると思わず「おーっ」と声が出ちゃいます。
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ショーのあとにはイルカが客席側まで挨拶に来てくれます。かわいい~。
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マリンショー会場ではショーまでの待ち時間にポップコーンなどの食べ物や飲み物を客席まで売りに来てました。野球場みたい!
これは会場の外の売店(これも球場のようなつくりの売店)で母が買ったパンダ焼き。外はもちっとしていて中にはあんこが入っていて、意外なほどにおいしかったです。
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このあとペンギンを見て、初めて母と二人でパンダが背景のプリクラを撮って( ̄▽ ̄;)、お昼を食べて、アドベンチャーワールドは終了。
今度またゆっくり来たい夢の国でした♪

旅の最後にとれとれ市場に寄って、再びお土産を物色。
ここで、思いがけず、気になっていた鈴屋のデラックスケーキをゲット。会社女子に大好評でした。
それと、夕食用に幸鮨とれとれ市場店でえびマヨ巻き、玉子巻き、つんつん巻き、さんま寿司を購入。幸鮨さん、テイクアウトもおいしゅうございました。

2泊3日の初めての和歌山の旅、楽しかったなぁ。本当に楽しかった。
食いしん坊母娘、大満足の旅でした。感謝感謝。


ホリスティック スペース ジャパン メディカル&リゾート [Travel]

さて。
話は前後しますが。
熊野詣での旅は福岡在住の母とは新大阪で待ち合わせて特急くろしおで参りました。ホテルが特急の停車しない太地駅だったので、紀伊田辺駅で普通列車に乗り換え。
なので、新大阪から紀伊田辺の間に駅弁を買って昼食を取るプランだったのに、車内販売のワゴンが来てくれず...。
だったら、こちらから出向いて買いに行こうと思ったら、列車が連結されていて通り抜けできなくて、買いにも行けず...。
帰りの特急では、列車が連結されていて通り抜けできないため、何号車から何号車には車内販売のワゴンが来ませんよってことを駅や車内で何度も放送してくれてましたが、行きの特急では一切なかったのですよねぇ.....多分。( ̄▽ ̄;) 新大阪発の 8号車、要注意です。
仕方がないので、乗り換えの紀伊田辺駅で改札の外まで走って買いに出て、ようやくゲットしたのがこちらの駅弁。
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どちらも1個ずつしか残ってませんでした。あぶなー。
これをボックス席ではない普通列車の横並びの席に座って、母と二人で食べましたのよ。向かい側にも両隣りにも若者たちがたくさん座っている状態の中で...。恥ずかしかったっす。
でも、どちらも鶏肉のお弁当で、鶏肉好きには満足なおいしいお弁当でございました。ごちそうさまでした。同乗者の皆様、失礼いたしました。
電車の切符を買ったあとで、特急停車駅の紀伊勝浦駅までホテルが送迎してくれることを知ったのですが、海岸線をちんたらと2時間かけて行く旅も悪くなかったです。2時間、海や山を眺めて、あぁ、あれはみかんの木だ、梅の木だと退屈することなく過ごせました。

さて、太地町で宿泊したのがこちらのホリスティックスペースジャパン メディカル&リゾート
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事前に宿泊先をいろいろと検索していたら、他のリゾートホテルを見ているうちにここにたどり着いたのですが、決め手はフレンチフルコースで700kcalの夕食♪ しかも、じゃらんでその夕食の口コミ評価が非常に高かった。
食いしん坊なのでねぇ。何と言っても旅は食事なわけですよ。
去年の7月にオープンしたばかりだけあって、まだ全てが新しい。正直、リゾートホテルという感じではないし、全てに行き届いたサービスってわけでもありませんが(失礼!)、こぢんまりしていて実に居心地のいいホテルでした。
全体的にシンプルな作りですが、お庭にはお花がきれいに植えてあって、従業員の皆さんで手入れしてるそうな。今度行ったときにはもっともっと立派なお庭になっているのだろうな。
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そして、なんたって、食事が本当においしかった!!
こちらが当日のメニュー。
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そして、お料理の写真。お魚は撮り忘れました。食いしん坊は待てないのでねぇ...。
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ほんっとにおいしかったなぁ...。どれも素材を生かしたとっても上品なお味のお料理でした。お野菜の火の通し加減などが絶妙で、いちいちおいしい。お野菜がおいしい料理は信用しちゃいますわね。700kcalだけあって、量は少なめ。食いしん坊なので寝る前にはおなかが空いちゃうかしらと思いましたが、そんなことはなく丁度いい量だったようです。普段が食べ好きなのですな。

夕食後は温泉に入ってから、アロママッサージへ。
温泉も大きくはないけれど、源泉と白湯とハイブリッドウォーターの3つがあって、源泉は塩分の強いお湯、ハイブリッドウォーターは何やら体にいい電気エネルギーが入ってるとかでぶくぶくと泡の出ているお湯でとっても気持ちよかったです。
アロママッサージもお上手なセラピストさんで気持ち良かったー。アロマオイルも10種類くらいある中から選べました。生まれて初めてアロママッサージを受けた母も「これなら毎日受けたい」と大喜びで戻って来ましたよ。全てに満足して眠りについた母娘なのでした。

そして翌朝の朝食。夕食はフレンチのみですが、朝食は和定食のみ。ご飯は玄米ご飯かお粥を選べます。もっと質素な朝食を予想していたら、品数が多く、目にも楽しめる朝ごはんでした。満足~。
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こういうタイプのホテル、母世代にはどうだろう...と思いましたが、「また来たい」と大喜びでした。よかった。
このホテルはメディカル施設も併設されているので、次回はそっちも体験してみたいし、2泊以上してみたいわぁと思わせてくれるホテルでした。
また行けますように。


熊野詣で [Travel]

ゴールデンウィーク、いかがお過ごしですか?
私はいつも人出を嫌って近場で過ごしていましたが、今年は母が熊野に行ってみたいと言うので、ゴールデンウィーク前半の初日から混雑覚悟で行ってきました。母と二人きりの旅行、初めてかも??!!

準備のためにネットで熊野古道を調べてみると、高低差や所要時間とともに、たっくさんのルートが紹介されていました。どれも1時間以上は歩かなければいけないみたい。体力には自信がないけど、まあ、しかし、せっかくだから歩いてみるか。
・・・と思っていたら、あったあった。熊野交通の定期観光バス、熊野三山めぐりコースが♪ (・∀・)b
熊野には熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の3つの神社があるので、この3つを自力で回ろうとすると1日じゃ無理っぽいなーと思っていましたが、この定期観光バスは1日で3つともを回ってくれる理想的なコース。ランチ付きで、インターネット特別割引を利用して、1人 7,880円。紀伊勝浦駅から乗る場合は予約も不要とか。ゴールデンウィークなのに本当に大丈夫なのかしら・・・と思ってましたが、本当に大丈夫でした。20分前くらいに乗り場に着くと、待っている人はまばら。最終的な乗客は大型バスに半分くらいでしたでしょうか。逆に心配になりましたけど。(・∀・;)
母も私もキャリーバッグを持っていたので、バスに積み込めるのかが気になっていましたが、待合室にちゃんと十分な数のコインロッカーがあったので、無事に預けて出発。勝手にバスガイドさんがいるバスを想像していましたが、ガイドさんはいなくて運転手さんのみ。車内のビデオで見どころやその地に伝わる物語などをちょいちょい流してくれるスタイルでした。各神社でお土産までいただけるんですが、各自が社務所などで毎度チケットを渡して受け取る必要があるため、母は途中でチケットを失くしてしまい受け取れず、私も最後にはもらいに行くのを忘れ・・・。全員分をまとめていただけないものかしらと思いましたが、運転手さんだけなので、そうもいかないのですかね? それか、運試しや記憶力テストも込みとか? だとしたら、うちの母娘はちょいとハズしましたわ。( ̄▽ ̄;)
観光後に特急で白浜に移動する予定だったので、事前に電話で聞いてみたら、終了予定時刻を遅れることはほぼないとのこと。実際に当日も運転手さんが「特急乗り継ぎのコースのため・・・」と説明つきできっちり時間を管理してくれていて、ちゃんと予定時刻の15:49前には終了してくれました。
限られた時間で回るので、慌ただしい観光にはなりますが、便利な観光バスでしたよ。
しかーーし。ラクしたつもりが、予想以上に歩きましたーーー!(TдTlll)
神社なので当然かもしれませんが、石段の多いこと、多いこと! そこここに自由に借りれる杖は用意されているのですが、最後の那智大社の階段がとどめで、なんとか上りきれましたが、元気な母もゼイゼイ言っていてちょっと心配になってしまいました。それを含めての熊野詣でなのでしょうが、高齢者のかたにはちょっときついコースですね~。
あとから白浜のタクシーの運転手さんに聞いたところによると、タクシーだと階段を上らなくても上まで行けるのだとか。料金的に、4人くらい集まれば、タクシーのほうがいいのかもしれません。
私としては、本宮大社と那智の滝が特に印象的だったので、もし、もう1度行くならこの2箇所にはもっとゆっくり滞在したいなー。

こちらがコース最初となる本宮大社への石段。
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そして、社殿。
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下りは古道を下りてみました。
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ドライブインで早めのランチ。これにめはりずしが1個ついてます。期待してませんでしたが、お味は悪くなかったです。
食後は土産王の母がお土産買い放題( ̄▽ ̄;)。ツアーの最後にも5% Offになるお土産屋さんに寄りますが(「先に言ってよー」とぶぅぶぅ。)、お昼のほうが種類は多かったな(「買っといてよかったね」と安心)。
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速玉大社。
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大門坂の熊野古道を雰囲気だけ。太陽の反射でちょいと幻想的。
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那智の滝。いつまでも眺めていたかった。手前にあった延命長寿の水はもちろんいただいて来ました。
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那智の滝を背景に、この場所で定期観光バスの記念写真撮影。
出来上がった写真は不思議と皆さんいい表情でした。買わなかったけど。
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那智大社。
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神仏分離で那智大社と分けられた青岸渡寺。
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これだけ回るとお賽銭がたくさんいるので、小銭のご準備をおすすめいたします。( ̄▽ ̄)b

運動不足の私はこの日の夜から両足が筋肉痛で大変でしたが、それも含めて思い出に残る熊野詣ででしたわ。
お天気に恵まれて新緑も美しく、いい旅になりました。感謝感謝。


長崎の旅 4日目 [Travel]

4日目と書いたけど、3日目の夕方以降の話。
寺町を散策し、最後のちゃんぽんを食べて、本当は風頭公園近くにある小川凧(はた)店を見に行きたかったのだけれど、既にクタクタだったので諦めて、タクシーで最終日の夜を過ごすホテルガーデンテラス長崎に移動。
ホテルは街中からちょっと離れた山の中腹にあります。
ってことは、長崎のきれいな夜景が見られるのだな。d(・∀・)
移動中、タクシーの運転手さんがたくさん面白い話をしてくれました。
...今年の精霊流しはひどい雨だった。精霊流しは雨天決行で皆さん参加する。そうしないとお金をかけて作った船を自分で処分しないといけないから。船は市が最後に片付けてくれる。精霊流しの後片付けに市は毎年いくら予算をかけている。(2500万円だったかな...。) 爆竹で街中が紙屑だらけになるので清掃車が何百台も出る。(600台だったかな、300台だったかな。)
晴れていると清掃もラクだけど、今年のように雨だと紙屑が道路に貼り付いてなかなか取れないので、今も街中に紙屑が残っている。(確かに小さな紙屑をあちこちで見かけた!)
...というような精霊流し話や、
「この先が福山雅治の実家ですよ」って話から去年の福山雅治のイベントの話になって、メインのコンサート会場とは別に球場(だったかな?)に地元の人が集まって中継で見られるようになっていたのだけれど、そこに集まった人は生で福山雅治を見られるとは思っていなかったのに、福山雅治が突然現れたので大喜びして、でもメイン会場とその球場は離れているから移動はどうするのかと思ったらヘリコプターで移動した。すごい話だ。それにしても、さだまさしも毎年コンサートをやっていたけれど、福山雅治とさだまさしとでは客層が全然違う。さだまさしのファンはおばさんばっかりだったけれど、福山雅治のファンは...といった福山話などなど。ホントに面白かったわぁ。
(既に記憶が曖昧なので間違ってたらごめんなさい。)

と運転手さんの面白いお話を聞いている間に、ほどなくホテルに到着。
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長崎のホテルはどこがオススメかを友達に聞いたところ、イチ押しだったのがここ、ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート。隈 研吾さんの設計だそうで、建物そのものが芸術品で美しい。周りの緑とのバランスが絵になるわぁ。
友達が取ってくれた部屋は本館(左)から少し離れたタワースイート(右)。
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恐縮するほど広いお部屋。シンプルでオシャレで私にはもったいないお部屋でしたわ。
ひとつだけ残念だったのが、1Fだったせいか、ちょっと湿っぽい。というか...、はっきり書いちゃうと...ちょっとカビ臭い。エアコンもついているし、除湿器も置いてくれているのに。ロケーション的な問題でしょうか。
行った日程はずっと天気予報が雨だったので、湿度が高い時期だったのかもしれませんが。印象としてはかなりもったいないですね...。
でも、だいじょうぶ。そのうち慣れますから。( ̄▽ ̄;)
個人的に残念だったのは、ショップがほとんどないのですよね。売店はちっちゃいちっちゃいコーナーのみ。(多分。) ホテルの中をうろうろして買いもしない土産物を冷やかして回るのが大好きな私には、30秒で終了しちゃって残念でした。明らかにそういうコンセプトのホテルじゃないですね。あくまでも大人のホテル。(・∀・;)

さて、せっかくの滞在なので、晩御飯はホテルで鉄板焼。
普段は鉄板焼なんて食べませんが、沖縄で鉄板焼を食べたときに地元の食材をいろいろ使ったメニューが楽しかったので、長崎にも期待!
肉と魚の両方が入ったコースもあったけど、きっと食べきれないねってことで、友達が肉、私が魚をチョイス。
オードブルと冷製スープ。
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車えびとホタテ。そして甘鯛。
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このあと、焼きおにぎりのお茶漬けがあって、デザート。
デザートのブドウのソースは目の前の鉄板で作ってくれました。
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ちょっと遠いけど夜景の見えるカウンターで、育ちのよさそうな若くてきれいなお姉さんが担当してくれました。
全部おいしかったーーー。満足満足。(〃∀〃)

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そして長崎の夜景。
何度も見てるけど、本当に長崎の夜景は美しい。羨ましいけどその代償があの坂道であり石段なのよね。
私たちのお部屋はお風呂からも夜景が見られましたよ。必要なかったけど、ロマンチックをありがとう。( ̄▽ ̄)
3日目の歩数計は12,357歩。半日のわりには、結構歩いたー。

さて、一夜明けて、朝御飯。これがまた素晴らしかった。
朝食はよくあるバイキングではなく、洋食か和食かのどちらかのセットを選ぶのですが、セットだけでも十分なのに、アラカルトで好きなだけ追加できるという斬新な(?)システム。
そのアラカルトのお品がホットケーキ、フレンチトースト、フルーツなどの他、カレーライス、壱岐牛のステーキ、長崎角煮まんじゅうなどなど。
私たちは洋食を選んで、セットにパンもついてるのに、いろいろ追加しちゃいました。
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角煮まんじゅう、まさか朝から食べることになるとは思わなかったけど、おいしかったー。皆さん、マストですよ、角煮まんじゅうは! おススメです。
写真に写ってないものもたくさん頼み過ぎちゃったので、次回からはちゃんと自制いたします。はい。

朝食のあと、ホテルのSPAでアロママッサージを受けて、溜まった疲れを取って帰途に着きました。
ガーデンテラス長崎、大満足~。(〃∀〃)

あ、食いしん坊は空港に向かう前に駅前で忘れずにハトシロールを買って帰りました。エビのすり身をパンで巻いて揚げてあります。タイ料理にもありますよね。大好き。
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私の3泊4日食いしん坊の旅、無事に楽しく過ごせました。
それもこれも、長崎在住の友人のおかげ。滞在中、小学生の子供の母のようにいろいろと気遣ってくれました。感謝感謝。
長崎、大好きーーー。また遊びに行くよーーーー。


タグ:長崎

長崎の旅 3日目 [Travel]

さて、記憶もすっかり薄れて来ましたが、長崎 3日目。
今回の旅、観光は中華街・諏訪神社・ペンギン水族館と決めていたのですが、既に全部見ちゃいました。さぁ、どうしましょう?
そもそも、ちゃんぽんが第一目的なもので、お昼に街中にいないといけないという縛りがあって、あまり遠出ができないのが苦しいところ。(・∀・;)

とは言え、初日の夕食後、歩いて帰るときに友人がちょっと案内してくれた寺町通りがなかなか面白そうだったので、あれこれ悩むこともなくあっさり寺町通りを散策してみることに決めました。
頼りは例のさるくコース
駅前のインフォメーションにさるくコースのリーフレットをいくつか置いてくれているのだけど、人気のコースは増刷中で品切れ...。
なので、3日目にして、コースが本になっている「さるくマップブック」500円也をインフォメーションで購入。親切なお姉さんが最後のページに割引クーポンがついてることを教えてくれました。ペンギン水族館もこれがあれば割引だったみたい。フル活用すれば、もとはすぐに取れちゃうかもね。(・∀・)b
インフォメーションコーナーの椅子に座って、コースを物色。
お目当ての寺町散策コースは寺町通りを半分ずつ(?)に分けて 2コースあったので、2つめのコース に1つめのコースのゴールの興福寺を追加して回ってみることにしました。

駅前から路面電車に乗って出発。公会堂前電停がスタートです。
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最初に訪ねたのが興福寺。私が行った日には門に大きな隠元和尚さんの幕がかかってました。
興福寺は黄檗宗。黄檗宗というと同じ黄檗宗の京都の萬福寺の普茶料理という精進料理がとてもおいしかったので、「黄檗宗=おいしい」と私の食いしん坊脳にはインプットされております。今回はちゃんぽん目的の旅なので、拝観のみで普茶料理はなしですけどね。
お寺の雰囲気は京都のお寺とはかなり違って、本堂の前の蘇鉄の木が南国のようで独特な雰囲気。蘇鉄自体は福岡でも見る木のように思いますが、本堂の前のその姿、一瞬、ここ日本? って思っちゃいました。
屋根の上に瓢箪の飾りがあるのも面白い。火除けのおまじないだそうです。
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こちらはケツ魚という大きな魚の形の板。食事などで人を集めるときに叩いたのだそうで。そういえば、京都の萬福寺にも魚の板があったな。ただの板ではなく、魚の形に彫られた板を叩くのには何か意味があるのかしらん?
...と思ったら、やはり意味がありました。魚は昼夜を問わず目を閉じないので修行に精進する象徴なのだとか。へーー。
写真はありませんが、媽祖堂があり、航海の神様の媽祖像が祀られているのも長崎らしかったです。
静かなお寺なのでしょうが、お寺に入ったときから関西弁の母娘が賑やかに楽しそうに見て回っていたので、その印象が強く残っちゃってます。(・∀・;)

寺町通りはその名のとおり、お寺だらけ。全ては回れないし、たくさん回ると飽きちゃいそうなので( ̄▽ ̄;)、3つだけチョイスした2つ目は大音寺。
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急な坂「幣振(へいふり)坂」を上った途中にある白いお寺でした。
お寺の中は見られなかったけど、目的はクロガネモチの木とイチョウの木。
お寺の入口付近で庭木の手入れをされていたおじさんに呼び止められたので、なんだろうと思ったら、「さるくガイドをしているから」と汗だくのまま、いろいろ説明してくださいました。ね、やっぱり長崎は観光客に優しい。(・∀・)b
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左がクロガネモチの木で、右がイチョウの木。
イチョウの木は、両側にお墓が広がる石段を上ったところにありました。大きくってとても写真には納まりませぬ...。
大音寺でしか見てないけど、長崎のお墓はちょっと変わってましたよ。
お墓の文字がどちら様も金色で、メインの墓石の隣りに必ず小さい「土神」と書かれた石があって。
お線香も独特で、花火みたいに軸があるお線香(竹線香というらしい)が上がっていました。友人の話だと必ずではないはず、とのことでしたが。
「写真撮らせてください。」とお墓にお願いして1枚。
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よそさまのお墓をしげしげと見ることなどないので様々に新鮮でした。
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しかし、急な坂を上ってお寺にたどり着いても、お墓まではまた石段。長崎の皆さんはお墓参りも一苦労ですなぁ。お年寄りは簡単には来られないんじゃないかしらと余計な心配をしてしまいました。

さて、3つだけチョイスしたお寺の 3つ目はさるくコース最後の崇福寺。
ここは以前友人と来たことがあるお寺。
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竜宮城みたいと思ったら、やはり竜宮門と呼ばれてました。
唐寺ということで、崇福寺はとっても中国っぽい。中国のお寺ってよく知らないけど、色彩が華やかで中国っぽい。
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美しいねぇ、と思ったら、こちらの2つは国宝。
...って後から知ったんですけど。(・ω・`;)
またまた写真はありませんが、崇福寺にも媽祖堂があり、海の神様、媽祖像が祀られていました。女性の神様で、千里眼と順風耳という目と耳がいい二人を従えているのですよね。面白い。
私が訪れたのは旧盆前でしたが、中国盆会に使われる金山、銀山と呼ばれるらしい飾りがたくさん置いてありましたよ。中国盆会も美しそうです。
長崎って本当に日本にいながら、違う文化を味わえる町なのだな。できることなら1年を通じていろいろ見て回りたい町ですな。

さて、お昼はもちろんちゃんぽん。これが最後のランチになるのでガイドブックから慎重にえらんで共楽園をチョイス。
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でもねぇ...。私にはしょっぱかったのですよねぇ...。
口コミではとても評価が高いし、お店でもちゃんぽんを食べてる人がたっくさんいたのに...。
もしかして? と何度もスープを飲んでみたけど、やっぱりしょっぱい以外の感想が浮かばなかった...。
たまたまなのかなぁ...。入るお店、間違えてないよね?? (ちょっと心配)
麺や具も紅灯記のほうがバランスよかったなぁ...。
あくまでも私の好みの話ですが...。
最後のちゃんぽんが「しょっぱい」だけでは悲しいので、おなかいっぱいで残したふうに見えるかなーと思える 3分の1くらいを食べたところでお店を出て、もう1つの候補だった天天有へ。
食いしん坊の私ですが、こんな経験はさすがに初めてです。(・∀・;)ゞ
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天天有のちゃんぽんはスープが濃厚でおいしーい。よかったーー!
...と思ったら、キャベツが千切りほどじゃないけど細く切られていて、しかもクタクタ。うーん、キャベツはもっと大きめで歯ごたえがあるほうが好きだなぁ...。
ってことで、今回の長崎の旅でちゃんぽんを4回食べて、いかにお店によって味が違うかを知り、そして康楽(かんろ)がいかに私の好みなのかを知りました。しかし、その康楽でさえ初めて食べたときには麺はもっと固めがいいなぁと思ったんですけどね。(今はその感想はないな。)
どこで食べても美味しいはずと思ってたので、あまり調べずに臨んでしまった今回の旅ですが、次回はもっと研究してから来るぞ!!

さて、ちゃんぽんの奥深さを知ったところで、ホテルへ移動。最後の夜だけ友達のマンションではなく、ホテルガーデンテラス長崎に泊まるのです。

それはまた次回にしようっと。


タグ:長崎

長崎の旅 2日目 その2 [Travel]

2日目のランチももちろんちゃんぽん。
この旅 2杯目のちゃんぽんは友人(ただし、ちゃんぽんは食べてないらしい)のオススメの紅灯記へ。
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期待のちゃんぽんは康楽(かんろ)よりスープはあっさり、麺は太め。
うーん、康楽のほうが断然好き、ってのが第一印象。
でも...あとから思うと、麺・スープ・具のバランスがとれたちゃんぽんだったな。
ちゃんぽんは食べてないその友人の話だと何を食べてもおいしいらしく、確かに周りの地元の皆さんが食べていた日替わりランチの回鍋肉定食がめちゃくちゃおいしそうだった。
長崎のちゃんぽんを食べつくしたら、是非他のメニューを食べてみたいけど、果たしてその日は来るのだろうか...。

さて、腹ごしらえのあとはちゃんぽんの次に長年楽しみにしていた長崎ペンギン水族館へ。
バスで30分ほどの場所にあるので、駅前に戻ってインフォメーションセンターでバス停の場所を聞くと、「あそこに見えるアコムの看板のビルの真下にあります」と2人いるお姉さんのうちの1人が教えてくれて、その間にもう1人のお姉さんがバスの時刻表を探し出してさっと渡してくれました。素晴らしい連携プレー。ね、観光客に優しい長崎。d(・∀・)

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13:50頃のバスに乗って、水族館に着いたのが14:30くらい。水族館の建物はバス停の目の前ではなく、ちょっと奥まったところにあります。
入場料は大人500円。
まず今日の予定を確認したら、ふれあいペンギンビーチがなんと30分後の15時までではありませんか! ふれあいビーチはペンギン水族館で一番楽しみにしていたもので、ペンギンたちが建物内ではなく実際のビーチで遊んでるところを見られるのです。これを見逃すわけにはいかないので、順路を一切無視して順路的には一番最後のふれあいビーチに急いで直行。
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いたいた、ペンギンたち♪(〃∀〃)
砂浜にあがっているペンギンが4羽、網で仕切られた海で泳いでるペンギンが4羽。砂浜に目印のロープが敷かれていて、人はそれ以上中に入れないので実際にはふれあえないんだけど、すぐ目の前にペンギンがいる!! かっっっわいいなぁ。(〃∀〃)
15時までってことは15時にビーチから館内に帰るところを見られるってこと。それまでずっとビーチにいようかと思ったけど、時間が近づくにつれて小さいお子様連れのご家族が増えてきたので、一人旅の大人は泣く泣くお子様たちにベストポジションを譲ることに...。
で、順路を逆戻りして南極あたりに生息のペンギンさんたちから見学。大きなお部屋にキングペンギン、ジェンツーペンギン、マカロニペンギン、イワトビペンギンが一緒に暮らしています。
キングペンギンの黄色のグラデーションが羨ましいほど美しい。
ジェンツーペンギンのヒナが1羽いるときいてたのがこの子かしらん。既に大きくてヒナらしさはあまりありませんが、大人のペンギンさんたちより、ちょこちょこと好奇心旺盛な感じで活発に動いていた気がしました。
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別の小さいスペースにいるのがコガタペンギン。メルボルンで見たペンギンパレードのフェアリーペンギンと同じなのかしらん? ホントにちっちゃいけど、2羽は活発に気持ちよさそうに泳いでました。動きが速くてうまく写真は撮れず...。
順路を進むと次は温帯に住むフンボルトペンギン、マゼランペンギン、ケープペンギン。区別がとっても難しい。
多分...左がマゼランペンギンで、右がケープペンギン...かなぁ。
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館内はあまり広くないので、一通り見て回ってもまだ15時ちょっと過ぎ。ビーチのフンボルトペンギンたちはもう戻っちゃったかしらと外を見やるとまだ人だかりが。お、まだ戻ってないらしい。ってことで再び外に出て、ペンギンたちが戻ってくるのを待機。
来た来た! ペンギンのヨチヨチ歩く姿ってなんでこんなにかわいいんだろね? 癒されたー。
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と思っていたら、引き続きお食事タイムがやってきたので、再び慌てて寒い地域のペンギンのコーナーへ。飼育係のお姉さんがマイクで説明しながらエサをあげてくれるのでプチ情報も聞けます。
卵を抱いてるみたいに立ってるなーと思っていたキングペンギンはやっぱり卵をあたためてることがわかりました。ご苦労様ですなぁ。
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ペンギンを十分見て満足したら、他の水槽も見学。お気に入りはムツゴロウさん。ちっちゃいですよ。5cmくらい。ホント愛嬌あるお姿です。
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ペンギン水族館、満足満足。また来ようっと。

歩き疲れて駅前でマッサージを受けたあと、晩御飯は鮨幸三
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カウンターだけの小さいお店で大将と息子さんの2人で回してて、忙しそうだったー。
友達はお酒を飲むのでツマミから、私は飲まないのでいきなり握りから。
満席で混んでたけど、私の握りはポンポン出てきてあっという間に食べ終わっちゃった...。(・∀・;)
大将、忙しいからなのか、いつもそうなのか、何も言わずに置いてくので魚の名前がわかりませぬ...。
他のお客さんとの会話に耳をそばだてたり、店が空いてきてから確認したり。
一通りでいただいたのは、ひらす(ひらまさ)、ひらめの昆布じめ、牛のたたき、イカ、赤うに、いくら、白菜巻き、あなご、芽ねぎ...だったかなぁ。
追加で、長崎名物(?)のクジラ、軽くしめたイワシ、ぼたんエビ。アンコールでひらすをもう1貫頼んだら、最初とは違う脂の乗ったところを握ってくれました。
友達と一緒に食べたアワビも美味しかった。アワビの貝殻にハーブバターとご飯が敷いてある上に肝とアワビを乗せて焼いてあるの。和というよりフレンチな感じと思ったら、お客さんのフレンチのシェフのアドバイスだそうで。
大将も明るい人で、楽しくて美味しかったです。満足満足。

2日目の歩数は17,534歩。歩いたーーーっっっ。

タグ:長崎

長崎の旅 2日目 その1 [Travel]

2日め。
長崎も5回目(くらい)ともなるとメインどころの観光地 ― グラバー園、原爆資料館、大浦天主堂、ハウステンボス、バイオパークなどなどには既に1~2回ずつは行っているので、今回は長崎くんちの舞台でもある諏訪神社に行ってみようかと思っていたところ、友人が教えてくれたのがこちらのさるくコース。「さるく」とは長崎弁で町をぶらぶら歩くことだそうで。
目的に合わせて無駄なく、もれなく見て回れるコースが紹介されています。自分で回るのもありだし、ガイドさんが案内してくれるツアーに参加するのもあり。とっても便利。b(・∀・)
ちょうど松森神社から諏訪神社へと歩くコースがあったので、コースに従って、名前も知らなかった松森神社も訪ねてみることにしました。

朝にはめっぽう弱い私ですが、神社にお参りするなら午前中に行かなきゃ。
ってことで、8:50に友人宅を出発。路面電車に乗って諏訪神社前まで向かいました。
長崎は観光都市なので町も人も観光客に優しい。あちらこちらに表示が出ているし、案内板の前やガイドブックを手に立ち止まっていると、すぐに地元の年配のかたが声をかけてくれたりするので、方向音痴の一人旅でも安心して歩けます。

ネットから印刷しておいたさるくコースマップに従って、諏訪神社の鳥居をいくつかくぐったところから右に曲がり、まずは松森神社へ。
小さな神社ですが、大きなクスノキが迎えてくれました。
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神社のご神木って大好き。その前に立って見上げると「よく来たね」って言われてる気がしちゃう。多分そうは言ってないだろうけど、言ってなくても一瞬で気持ちがすぅっとリセットされるような気がしちゃうから好き。
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本殿でお参りしたあと、表示に従って本殿を囲む「職人尽(しょくにんづくし)」へ。「職人尽」って何だろ?と思ったら、囲いの欄間にいろんな職人さんたちの姿が彫られてます。なるほどね。たくさんある中から(30枚あったらしい)興味のある職人さんだけをいくつか撮影。もう1枚長崎らしい「造船の図」も撮ったけどスペースの都合で2枚だけ。( ̄▽ ̄〃)
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職人尽を眺めながら本殿の周りを一周すると、同時に本殿裏の木々のおかげでプチ森林浴もできました。

朝ということもあり、実に気持ちのいい神社だったなぁ...。
朝と言えば、本殿とは少し離れた敷地内で鶏が放し飼いにされていて、コケコッコー、コケコッコーと鳴き声が響き渡ってました。
神社に着いたときから気になっていましたが、諏訪神社へと抜けるときに近くを通ると思いのほかたくさんいる鶏たちにびっくり。カメラを向けたら、どんどん近寄って来る鶏たち...。
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エサをもらえると思っているのか、威嚇してるのか、単なる好奇心からか?
あまりに寄ってくるので取り囲まれる前に退散退散...。

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諏訪神社の参道に戻って、最初の鳥居から改めて見学。
3つの石を順番に踏むと縁結びの願いが叶うらしい陰陽石の最初の石や迷子の待ち合わせ場所の石などがありました。
長い石段の途中の踊り場が長崎くんちの舞台だそうで。広いような狭いような。当日はびっしりとたくさんの見物客で埋まるのね。

石段を上り切ると本堂。想像していたより大きな神社でした。
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さるくマップによると諏訪神社にはいろんな面白い狛犬がいるらしいので、拝殿でお参りした後は狛犬巡り。方向音痴を発揮して無駄に遠回りしちゃったけど無事にマップの狛犬たちは全部チェックできました。
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一番気に入ったのはカッパ狛犬。頭にカッパのお皿があるのです。あなたは犬なの? カッパなの?
実は最初はそれと気づかずスルーしてたのですよね。このお皿に気づかないなんて...。

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お賽銭箱の隣りにあったのがこちらのおみくじ。英文と和文の他に若者向けのかわいいおみくじもありました。日本で最初に作られたというので英文みくじを引いてみたところ、「Partly bad Luck」。.....凶の部類のようで。Partly とは思えないほどロクなことが書いてなかったので、日本人の私は和文みくじを引き直し。今度は後吉でした。ちょっとだけ運気上昇。
「いかなる難儀の事もすえには幸福をうくべし」
最後が幸せとわかっていたら、がんばれるわ。

諏訪神社脇には月見茶屋という休憩所があって、ぼた餅が名物なのだそうで。ワタクシ、食いしん坊ながら、ぼた餅にはあまり興味ないのだけれど、せっかくだから食べてみるか(←ココが食いしん坊)と思っていたらなんと休業。
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しかも定休日は水曜日で、私が行ったのは木曜日だったにも関わらず、臨時休業でした。ご縁がありませんでしたね。
ということで諏訪神社のさるくコースも無事終了。気持ちよくて楽しい、いいコースでしたわ。

...と思っているところに現れたのが長崎歴史文化博物館
さるくコースの途中でも何度かポスターを見かけた蛭子能収さんの展覧会、「えびすリアリズム」をやっていたので、ふらっと入ってみました。
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蛭子さんの展覧会をやっていることは友人から聞いていて、正直あまり興味はなかったのだけれど、ポスターに使われていた長崎のいろいろが詰め込まれた絵がとても魅力的だったので、その絵が見たくて入っちゃいました。
絵については何も語れませんが、なかなか面白かったですねぇ。色彩はビビッドで、なんともシュールで。私が魅かれたポスターの絵は「ああ長崎」というタイトルで予想以上に大きな大作でした。
漫画の原画やちゃんぽん丼をいくつか並べて使った立体の工作みたいなもの(表現できない...)や、巨大なエビが乗ってる競艇用ボート、実際に遊べるスマートボール台なども展示されていました。ギャンブル好きの蛭子さんらしく、パチンコや競馬の題材が多かったのも面白かった。
感動したのが高校の美術部時代の作品。絵は精緻で色合いがとても美しく、絵の脇に書かれている文章もとても高校生が書いたとは思えないような(どこかから借りてきた文章だったとしても普通の高校生は選ばないような)凝った文章で、今のシュールさを既に感じさせてくれるものでした。
やはり蛭子さんは芸術家なのだなぁ。
知り合いに宛てた10年以上分の年賀状も展示してあって、それもとても面白かった。文章とイラストからその年その年の蛭子さんの生活が伝わってくるものでしたよ。
期待以上の展覧会でしたが、私の行った時間帯は寂しいことにお客さんはまばら...。東京で開いたらもっとたくさん人が集まるでしょうに。東京でもやるかな? おススメです。
街中にはラッピング広告の路面電車も走ってました。
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その名も「えびす電車」。いいね!

午前中だけでこんなに長くなっちゃった。午後の部は後日また。

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長崎の旅 初日 [Travel]

今年は父の初盆で帰省したので、夏休みは実家の福岡から長崎へ。
友人がいるので行きやすいというのもあって、長崎に行くのはもう 5回め...だと思う。
食べ物はおいしいし、見るところもたくさんあるし、夏の暑さと坂道が気にならなければ、最高の町なのですよ、長崎は。

さて、今回の旅は実家のある北九州市小倉からスタート。
昔の長崎街道ってのは小倉と長崎を結ぶ街道だってことは知ってましたが、お盆に友達と小倉の街中を歩いているときに偶然長崎街道の起点となる常盤橋を発見!
こんなところにこんなものがあるなんて知らなかったなぁ。
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せっかくだから、この常盤橋から歩いて長崎へ行ってみよう...なんて思うわけはなく、新幹線と特急を乗り継いで行きました。
博多までは東海道新幹線のほうが本数も多くて便利なのだけれど、せっかくなので九州新幹線さくらに乗車。
初めて見る九州新幹線。やっぱりかっこいい。(・∀・)
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車内はうろうろしてないけど、多分...フツーでした。800系だともうちょっと面白かったようですが、たったの20分弱だからまぁいいや。
博多から長崎までは特急かもめ。こちらは運よく(?)「白いかもめ」で、乗り込んだデッキがこんな長崎仕様になってました。
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もっとうろうろしてみたかったけど荷物が大きかったのでかなわず。残念。

お昼ごろ長崎に着いたので、早速ランチ。
今回の旅の目的はちゃんぽん&皿うどんなので、昼は友達オススメの中華街外の「福壽」へ。
夜は一番のお気に入り「康楽」のちゃんぽんの予定のため、ランチは太麺の皿うどん。
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太麺の皿うどんってのはあんかけ焼きそばのように炒めたちゃんぽん麺にあんがのってるのです。(細麺は揚げた麺。) あんは九州なので甘めの味付け。太麺の皿うどん、一体何年ぶりだったんだろ。初めて入るお店の初めての味なんだけど、懐かしかった。(〃ω〃)
昼食のあと、中華街を時間をかけてゆっくり見て回ろう...と思ってたら、あっさり終了ー。横浜の中華街に比べると随分こぢんまりとしております。
錦昌號さんという花火屋さんがあって、お盆の時期だからか臨時店舗でしたが、面白そうな立派な花火がたくさん置いてありましたよ。飛行機には持ち込めないので買えませんでしたけど。

さて、あっさり見終わったので、雨に降られながら観光通り方面へ移動。浜屋デパートを見て回ったあと、浜市アーケードをはしからはしまで歩いてみました。旅先で目的もなくぶらぶらと商店街を歩くのが大好き。
あ、電車通り側に万年筆の病院があるのですよ。
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修理もしてくれる万年筆屋さんのようです。
京都の大学で教えている知り合いがわざわざここに来るらしいので、知る人ぞ知るお店のようですな。あ、HPに生涯保証って書いてある! 次の機会に私もここで買ってみようかしら...。

歩き疲れたあとは路面電車で駅前まで戻って、駅ビルのアミュに入っているウミノのミルクセーキで休憩。長崎のミルクセーキは飲み物じゃなくて食べ物なんですって。かき氷状になっております。
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氷なので冷たくってアイスクリーム頭痛(←最近覚えたので多用しております)になりそうですが、夏の暑い長崎にはぴったりだな。
ストローがついて来なかったので、最後は一体どうやって飲めばいいのーー?? と迷ったので、同じくミルクセーキを”食べて”いる隣りの席の地元の人と思われる女性 2人組の動きをチラチラと覗き見していたら、最後はグラスに直接口をつけて飲んでいたので、私も安心してグラスを持って同様に飲んでみました。きっと頼めばストローももらえるだろうとは思いますけどねー。

初日の晩御飯は私の大好物、思案橋横町「康楽(かんろ)」のちゃんぽん。
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晩御飯にちゃんぽん?...と思ったら、なんと康楽は夜しかやっていないのだそうな。前はお昼もやってたんだけどなー。
最初に連れて来てもらったのは一体何年前なんだろう。長崎に来ると必ず来ています。初めて食べたときの感動、まだ覚えているもんな。麺から先に食べて「ふーん」と思ったあとでスープを飲んだときの衝撃!! なんとも奥深い味なのです。ちゃんぽんってこんなにもうまいものだったんだ、と私をちゃんぽんの虜にした瞬間でした。福岡でもちゃんぽん麺はスーパーで売られていて、家で母が作っていたので、もともとちゃんぽんは好きだったんですけどね。
今回知ったのは長崎のちゃんぽん麺は独特なのだそうですね。唐灰汁(とうあく)ってものを使って作られているそうで。福岡のちゃんぽん麺とは違うのだな。今回何軒かで食べたちゃんぽん・皿うどんはそれぞれに違う麺でしたけど、康楽のちゃんぽん麺は黄色が濃くて少し四角くて
一番独特だった気がするな(←もう記憶は曖昧...)。

帰りは泊めてもらう友人のマンションまで徒歩。途中で眼鏡橋を通って帰りました。
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初日から満足満足の旅。携帯の歩数計は 15,108歩。歩け歩けの旅なのであーる。


タグ:長崎

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