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ブータンに行ってきた! ⑧ [Travel]

ハでの昼食後、チリラ(チェレラ)峠に移動。
ツアーではチリラ峠と呼ばれていましたが、ガイドブックなどにはチェレラと書いてある...。「Chelela」と書くようなのでチェレラのほうが近い気はしますが、旅行中はチリラと呼んでいたので、ここはチリラということで。
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上の写真にもありますが、ここ、標高3988mですよ! щ(゜ロ゜щ)
富士山が3776mですから、富士山よりも高いわけですよ。
そんなところでハイキングなんてものをするわけですよ。この私が!
ブータンはヒマラヤ山脈の南側にある国なので、7000m超なんて山もあるわけですが、自動車道路としてはここが最高地点なのだそうです。
ツアーの内容としては「ブルーポピーを求めてハイキング」と書かれていましたが、数日前にもここを訪れたガイドさんによると、もうほとんど花の時期は終わっていて見られないだろうとのこと。ブルーポピーが何物かもよく知らずに、ただ見たことのないお花が見られるのを楽しみにしていましたが、高山でしか見られない貴重なお花のようで。しかしながら、既にブルーポピーの時期はほとんど終わっているのに、それを探してただ高地の山道を歩き続けねばならんとは、こりゃ苦行だな...ε=(・д・`)、と思っていたのですが、想像とは全く違っておりました。
ハイキングコースに一歩踏み入ると、あたり一面が高山植物でいっぱいではあーりませんか! アウトドア派ではないものの、その土地でしか見られない植物を見るのは大好きなので(あ、これ食べ物と一緒ね)、もう頭の中は狂喜乱舞ですよ。高山植物は立山でほんの少し見たことがあるだけで、それ以外は植物園でしか見たことがなく、こんなにもたくさんの自然の高山植物を見たのはもちろん初めて。植物園で見たときにも思いましたが、高山植物というのはどれもこれも実に可憐なのですよ。見る側の気持ちもあるのでしょうが、高くて涼しくて空気も薄い岩場のようなところに実際に咲いている小さな花々を見ると、ますます健気に見えてしまうわけですよ。歩き出してすぐにエーデルワイスを見つけて、私のこの超インドアな人生の中で自然のエーデルワイスを見られるなんて奇跡のよう。エーデルワイス以外は名前も知らない花ばかりでしたが、いやもう本当に感動しました。途中で涙が出そうになりました。ツアーの中に高山植物に詳しいご夫婦がいらして、そのお二人のあとについて、お話を聞きながら「ほうほう」「へえへえ」と一緒に写真を撮りまくって来ました。撮りなれてないもので、ピンボケも盛りだくさんでしたが。てっきり苦行だと思っていたものが天国のように幸せな時間でありました。ピンボケでないものから抜粋。
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ハイキングコースはなだらかなのですが、なんせ3988mなので、写真を撮るために何度も立ったり座ったりしていたら、あっという間に息が切れてぜぇぜぇ言ってきて、高山とはこういうことかってことも体験できました。
ブルーポピーは残念ながら見られなかったのですが、実は1本だけ残っていたのです。急な斜面を登った岩陰に1本だけ。ガイドさんが簡単にさっさと登ってスマホで写真を撮ってきて「これでよければ」と見せてくれて、希望者の3人だけが斜面を登って見に行きました。私は登りはともかく下りに自信がなかったのと、それまでで十分満足できていたので諦めました。でも、写真のブルーポピー、きれいだったなぁ...。どんな無様な下りかたになろうと、登ればよかったかなぁ...。満開(になるのか?)のブルーポピーをまた見に行けますように。

帰りにみんなで青空トイレを済ませて(〃▽〃)パロへ向かって出発。走り出して間もなく虹が出ていました。この日は3回も虹が見えたのです。こんなことがあるので、雨季も悪くないかしらん。
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パロに到着後、民家訪問。カメラをマイクロバスに忘れてしまったので、なんと写真なし。(-_-;) 大きな農家で希望者はここに泊めていただけるのですが、ツアーからは最年少の女性1人だけが宿泊。勇気あるなぁと思いましたが、民家に泊まれるのがこのツアーを選んだ理由だったそうで。「弾丸トラベラー」でローラさんが泊まったことがあるお家とのこと。その他のメンバーは藁を干してある屋根裏や広い仏間などの家の中を見せていただいて、バター茶とブータンのお茶受けのお菓子をいただいてプチ体験。

パロのホテルはマンダラリゾート。予想よりはるかに設備が整っていたティンプーのホテルとはかなり趣の違うホテル。というよりも、ブータン旅行で覚悟していたとおりの簡素なホテルでした。古いんだけど、でもやっぱり掃除は行き届いてたな。さすがだ。
こちらがシャワールームとトイレ。バスタブがある部屋もあるようですが、私の部屋にはバスタブはなく、固定式のシャワーのみ。アメニティは聞いていたとおりの石鹸のみ。そして、青いバケツにビーサン...。
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排水口はトイレの後ろの1か所のみ。ってことはシャワーを浴びたら全てが水浸し...?(・_・;)
最近、アジアリゾートにばかり行ってる私には(ここもアジアのマンダラ "リゾート"だけど)、かなりなカルチャーショックでした。
夕食のときに「あのシャワー、トイレまで水浸しになるってことですよね? そのためのビーサンってことですよね??」と言ったら、ツアーのおじさまに「そんなのタオルで拭きゃあいいんだよ」と軽く言われて、いやいや、拭いたところで水浸しでしょう...と思いつつも、シャワー後にバスマットで雑巾がけのように拭いてみたら、見事にきれいに拭きとれました!! (・∀・)b
ホテルに着いてすぐの頃は部屋の古さやシャワーの造りなどに軽くショックを受けましたが、全てにすぐに慣れましたわね。2泊目はなんとも快適にすごせました。これで清潔じゃなかったら違ってたでしょうが。清潔って素晴らしい。

夕食はもちろんビュッフェスタイル。でもデザートにマンゴーが出ましたよ。ちょっと嬉しかった♪
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