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フィギュアスケート世界選手権 2012 [フィギュアスケート]

書くのが遅くなりましたが、プロ野球の開幕と入れ代わりで、フィギュアスケートシーズンが終わりました。
(今のところ、私の中では団体戦は番外編なので...。)
今年も悲喜こもごもでしたなぁ。
だからこそ、スポーツは面白いのだけれど。

まず、ワタシ的に最高のサプライズだったのはペアの銅メダル。
高橋成美ちゃんのキス&クライからテレビの画面を飛び出してきそうな3D的喜びようは、ほんっとにこっちも嬉しくなったし、爆笑しちゃいましたわ。
スケート以外でも期待させてくれます。
それにしても、日本がペアでメダルを取る日が来るなんて。щ(゜ロ゜щ)
しかも、ロシアの川口&スミルノフや中国ペアも出場している中で!
感動だなぁ。
男性のマービンが日本人ではないので、今のところ、オリンピックの日本代表にはなれないペアですが、アメリカ代表だった井上さんやロシア代表の川口さんなど、日本女子のペアの適性って高いのですねぇ。
欧米に比べるとまず小柄ってのも活躍の要因のひとつなのかしら。
日刊スポーツの記事によると、マービンの日本国籍取得は諸条件からすると難しいそうで。「国が動いてくれれば」という協会のかただったかのコメントが載ってました。
ふむ...。
ソチまでには確実にメダル候補になりそうなので、マービン自身も帰化を望んでいるのだとしたら、それはもったいない話だなぁ。
このペア、成美ちゃんのリフトのポジションの美しさが大好き。
お得意の一文字のやつも普通のスプリットも他の上位ペアと比べても美しいと思う。
衣裳もいつもセンスよくて、見映えのする衣裳だし。
ここ 2〜3年の成長の勢いがものっすごいので、やっぱりオリンピックには出てほしいよなぁと思います。
なんとかいい解決法が見つかりますように。

男子シングル。
キムヨナさんと同じで、パトリックチャンも出たら自動的に優勝な感じが正直つまんない。
パトリックが 1回や 2回転倒したくらいじゃ、他の選手がどれだけ完璧に演技しても勝てない仕組になっちゃってる。
パトリックの演技の見方がミス待ちな感じになっちゃってて、ホントやだわぁ。
日本人以外のフィギュアファンはパトリックの演技も髙橋くんの演技も純粋に楽しめて羨ましいよ。
...って、それは私の見方次第なんですけど...。(・∀・;)
ジャッジも元スケーターなわけで、パトリックのスケーティングがいかに難しいことをやってのけているかがわかるからこそ、点が高くなるのでしょうね。
髙橋くんの芸術性との差があんなについちゃう傾向が定着しちゃった以上、次世代に期待するしかないか...と思っていたところに羽生くんの銅メダル!
これはすごいぞ!!
日本の未来はもともと明るかったけど、さらに明るくなったぞ。
去年の世界選手権で、ジュニア時代に羽生くんと争っていた(けど羽生くんのほうが上だった)ロシアのガチンスキーが銅メダルを取って、彼のほうが1つ年上だけど差をつけられたかなと思っていたら、ちゃんと同じ17歳で羽生くんも銅メダルを取っちゃった。
よく覚えてないけど、内容的には今年の羽生くんのほうがよかったはず。
羽生くんはジュニアの頃から演技構成点が高いなと思ってたけれど、今回も初めての世界選手権なのに高かった。フリーでは9点台もちらほら。
17歳であの評価ってすごいと思う。
ついについに、ジャッジのお気に入りになれるかも~。
羽生くんの時代が来るのかも~~。
.....と妄想が膨らむ結果でありました。
しかし、あのフリーは本当にすごかった。
本物のロミオかと思った。(いないけど。)
ジャンプじゃないところでの転倒でさえ、演技の一部に見えちゃいそうな(見えないけど)鬼気迫る演技。
ショート 7位から、フリーは髙橋くん越えの 2位での銅メダル。
ブラボーでした。

でも、髙橋くんもすごかった。素人目にはパーフェクト。
なのに、銀メダル。
ジャンプがひとつ抜けて、転倒したパトリックに勝てなかった。
ブルースという難しい曲想をあんなに完璧に作り上げた芸術作品でさえ、あのくらいにしか評価しないなんて、つくづくジャッジにはがっかりだよ。
観客の感動を評価してくれよ。
あそこまで技術と芸術性を兼ね備えたスケーターなんて、今後そうそう出ないよ。いいの? ホントにそれっぽっちの評価でいいの?
.....しかし、ワタクシ、考えました。このことの意味を。
髙橋くんは、もし今、芸術性をもっと高く評価されて、出る大会出る大会で優勝しちゃってたら...、きっとソチまで滑ろうなんて思わなかったんじゃなかろうかと。
パトリックという壁があるからこそ、それを超えるために現役を続けてる、いや続けていけてるんじゃなかろうかと。
パトリックこそがモチベーションになっているのではないかと。
だとしたら、だけど、それなら、いいや。
髙橋くんを 1年でも 1試合でも競技会で長く見ていたいもん。
髙橋くんならプロに転向してもいい作品を見せてくれるとは思いますが...。
来年は一体どんなプログラムを見せてくれるかなー。楽しみです。
パトリックチャンよりもね! (`・ω・´)

女子シングル。
真央ちゃんにとって今シーズンは、トリプルアクセルをここで決めるための我慢我慢のシーズンだったと思う。
しかし残念ながら、ショート、フリーとも失敗。
日本では好調だったというから、なおさら残念。
トリプルアクセルにこだわらなければ、もっと高得点、上の順位が望めただろうけど、それが真央ちゃんのモチベーションなのだから仕方がない。
トリプルアクセルという武器を手に入れさえしなければ、真央ちゃんのスケート人生は全く違ったものになったかも知れないのに、皮肉なものだなぁ。
...と思ったけど、忘れてた。
真央ちゃんはまだ去年ジャンプの大改造を始めたばかりだったのだ。
一番難しいトリプルアクセルはまだ出来上がってないだけなのだ。
そして、大切なお母さんを失ってまだそんなに経っていないのだ。
まだまだ今年は通過点。
前より完璧なトリプルアクセルが必ず戻ってくるのだ。
真央ちゃんが一体これまで何万回トリプルアクセルを練習で跳んできたのだろうと想像すると、神様がそれを奪うわけはないのだ。
来年また真央ちゃんは必ず進化した姿を見せてくれるはず。
がんばれ、真央ちゃん!

今シーズン、やや不調だったけど、ぐっと大人の演技を見せて驚かせてくれた村上さん、ショートはすんばらしかった。
ロシアのレオノワのパイレーツオブカリビアンには及ばなかったけど(あれもいいプログラムだからな)、村上さんも17歳とは思えない表現力。
羽生くんもそうだけど、イマドキの17歳って本当にすごいなぁ...。
ニッポン人も変わったなぁ...。
ショート 2位につけたのでメダルもあるかと思ったけど、残念ながら 5位。
でも、女子も鈴木さんが初の銅メダル。
ベストな内容ではなかったので、ご本人的には満足してのメダルではなかったようですが、27歳での初メダルって女子フィギュアではすごいこと。
大会中にお誕生日を迎えたので、いいお誕生日プレゼントもらえたな。
自分で勝ちとったメダルですけど。
今シーズン初めて跳べたというショートのトリプルートリプルもずっと前から跳んでたかのように軽々と見える。
トリプルートリプルは体の軽いジュニアのほうが簡単そうに跳んでいるので、大人には難しいんだろうなぁと思っていたのに、26歳からでも跳べるようになるのね。すごいや。
鈴木さんはお休みしてた時期があるから、普通の26歳とは違うのかも。
引退するとかではなく、これが最後の世界選手権かもと思いながら臨んでたと話していましたが、魅力的な個性のスケーター、まだまだ続けてほしいです。

そういえば、フジテレビで放送した世界ジュニアの録画を見ましたが、女子シングル優勝のロシアのリプニツカヤ選手 13歳、すごかったー!!!
新体操なみの体の柔らかさ。180度を超えてそう。
スパイラルもビールマンスピンもありえない形になってました。
187.05 って、シニアに出てたら、銀メダルの得点。
ソチには出られる年齢だそうで。
日本には強敵になりそうですが、楽しみだわぁ。

来年も素晴らしいスケートが見られますように。ありがとうございましたー。
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